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阿山朋生​

難関大Sec./ 採用支援・就職支援
幼い頃から大学時代までサッカーを続け、大学卒業後は小学校の体育教員になる。 子どもたちの指導をする中で、自身が目指す先生になるためには「一度社会を経験する必要がある」と感じ2020年7月にスポーツフィールドに転職。現在は学生の就活支援、そして企業の採用支援を行っている。

体育教員からキャリアアドバイザーに転身
「一度社会を経験する必要があると思った」

子どもたちの未来を開く存在を目指して

幼い頃からサッカーを継続しており、大学卒業後は体育の教員になりました。 教員という立場でしかできないことは沢山ありますが、私の中で1つ気になるポイントがありました。子どもたちに進路指導をする立場である一方で、企業をはじめとした社会を知らないまま教員になった自分がそれを教えることができるのか…。自分としてはどうしても腑に落ちませんでした。

実際に私が勤めていた学校には教員は100名程在籍しておりましたが、民間企業出身の先生は1名しかいませんでした。

「自分自身が実際に社会を経験した上で、子どもたちの道を大きく開いてあげられる。そんな指導ができるようになりたい」と思い、まずは「外の世界を知ること」これが転職を志した最初のきっかけです。

人と人との「アナログな関係」を築く仕事

現在の仕事内容は大きく2つあります。一つは体育会の部活動に所属している学生向けの就活支援です。週5日以上の時間を部活動に注いでいる学生たちは、時間や情報がないことが多いです。そんな彼らが限られた時間の中でも満足行く未来を掴めるよう面談を通じてサポートをしています。

二つ目は採用コンサルティングのような形で、体育会学生の採用手法を企業と共に考えています。一口に採用といっても各企業によって課題は様々です。一方的な提案ではなく企業様に寄り添い、採用成功の手助けをするのがこの仕事の醍醐味だと感じています。

仕事を通じて感じるやりがいは、やはり結果が出たときだと思います。就活支援であれば、内定を獲得したタイミングに最もやりがいを感じます。就活が終わった際に「阿山さん、決まりました!」と報告が来た時はとても嬉しいです。それだけでなく 「今度試合があるのですが、観にきてもらえませんか?」と学生から誘われることもあります。当社では「アナログな関係」と表現していますが、就活を超えた信頼関係が築けることも喜びの一つかもしれません。

採用支援においては、毎年採用の成果を企業の担当者と一緒に振り返るタイミングがあります。「阿山さんのおかげで、今年は採用がうまくいったよ」と言われたときは、大きなやりがいを感じます。逆にうまくいかなかったときは、来年はどうしていこうかという作戦を一緒に立てていきます。 こうした人と人との「アナログな関係」が当社の強みだと感じています。

社会人経験を得て身に付いた力

今の仕事の進め方に慣れるまでには少し時間がかかりました。というのも教員時代の仕事は毎日必ずと言っていいほどイレギュラーなことが発生していたので、優先度の高い順に対応していましたが、今の仕事ではそうはいきません。

相手がいて成立する仕事でもあるので、スケジュール通りに全体を把握して進めていかなければ企業や学生に迷惑がかかってしまいます。そのため時間をしっかり把握してその中で緊急度・優先度を見極め進めていく。そんな力が付いたと感じます。

逆に前職の経験が活きている点は、「話す力」や「伝える力」「臨機応変な対応」このあたりは現在の仕事でとても活かされている点です。

社会・企業を知ってから教員の道に進むのも、一つの選択肢

体育会学生の中には、教職課程を目指している人もいらっしゃると思います。勿論、大学を卒業して教員になるという道もありますが、一度私のように社会を経験してみるのも、一つの選択肢ではないでしょうか。

キャリアアドバイザーの仕事は、かなり教員に近い部分もあり、人の人生に深く関わっていける仕事です。今後指導者として生徒を導いていきたいと思うのであれば、その経験は必ず役に立つと思います。

一度企業の合同説明会などに参加して、世の中にどんな仕事があるのかを、自分の目で確かめてみるのも勉強になるのではないでしょうか。 皆さんの満足いくキャリア選択ができるよう応援しております。