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「産休育休を経て」変わった私の仕事観

2024/07/16

PROFILE

「産休育休を経て」変わった私の仕事観

井上莉佳さん

2015年、新卒入社。バレーボール部出身の元体育会人財。
スポーツフィールドを初期から支え、現場にて活躍したのち産休育休を経て復職。

 

井上さん、本日は宜しくお願いします!まずは、簡単に経歴を教えてください。

スポーツフィールドには新卒から入社しているので、今年で10年目になります。学生時代は大学までバレーボールをやっていました。入社後は2年目から産休に入るまでの期間、企業の採用支援を専任で行っていました。当社は学生支援と企業の採用支援の両面を行うことが多いですが「企業の採用支援を専任で行いたい」と自ら手を挙げました。
もちろん、学生支援も面白さを感じていましたし、やりがいも感じていました。それでも専任を希望したのには2つ理由があります。1つ目は、当時のスポーツフィールドの成長段階です。私が新卒で入社した際は全従業員数でまだ100名いないくらいの規模でした。これからさらに成長スピードをあげていくためには「営業強化」は必要だと思い、私がその役割を担うことで、今の組織により寄与できると考えたからです。
2つ目は、当時の自身よりも年齢の高い方と仕事をする中で「視座、視点、価値観がより拡がっていると感じた」からです。これまでの自身にはなかった価値観に触れることで、コミュニケーションの取り方、提案内容に変化を感じました。そこから数年の間は、様々な挑戦をさせていただき、産休育休を取得し、9年目の夏に復職しました。

 

ありがとうございます!
産休育休にて約2年お休みを経て復職したわけですが、復職をして最初に感じたことは何でしたか?

2年離れていたので、最初はブランクを大きく感じるかな…と正直不安はありました。人財業界は変化の大きい業界でもあるため、休み中も情報のキャッチアップはしていましたが、実際やってみないと不安は拭えないなと思っていました(笑)
実際復職してみてブランクを感じたのはほんの一瞬で、仕事の流れや環境への適応はすぐにできました。ただ、思ったよりも言葉がスラスラ出てこない状態だったので焦りましたね(笑)というのも普段は家族、子ども、保育園の先生との会話が多かったので、ビジネス用語、敬語みたいなものがパッと出てこない瞬間はありました。そのため、電話でアポイントを取るのも正直最初は緊張していました。
ですが、当時の感覚を取り戻すのにはそこまで時間はかからず、やり始めたら昔の記憶というか、身体が自然と動きましたね。
ただ、チームメンバーとのコミュニケーションや関係性を構築するまでは少し時間を要しました。というのも、子育てとの両立ということで、業務時間も他の社員とは異なるため、業務時間内で取れるコミュニケーションはこれまでよりも積極的に取りに行くようにしました。

 

なるほど!では業務上、時間の使い方を工夫する点で意識されている取り組みはありますか?

1つ目はチームのミーティングで自身の担当する企業の情報を積極的に発信し、案件を人よりも多く持って、仕事上のやりとりが増えるように私なりに工夫していました。
2つ目は圧倒的に時間の使い方や考え方が変わりました。仕方ないことだと思いますが、出産前と比べれば仕事に割ける時間は減りましたが、それを理由に諦めたくないというのが私の気持ちです。どうしたらいいかと考えた結果、最も意識しているのは「仕事上で自分がボールを持った状態のまま帰らない」ということです。仕事は一人で進めるものではありませんし、次に待っている人が必ずいます。だからこそ、私が抜けても、そのボールが動くようにして、次の日の朝にはそのボールが自分に戻ってくるようなスケジューリングや依頼の出し方をより意識するようになりました。もちろんボールだけでなく、仕事の優先度もタスクノートに書き出して、今日必要のあるもの、明日の方がいいもの。少し先の未来を見据えて対応していくスキルが以前に増してついた実感があります。限られた時間の中で、より効率的に動くにはどうするべきかを常に考えているような感じですね。

 

ありがとうございます。
仕事上の環境変化もあったかと思いますが、井上さんご自身も出産育児を経てなにか変わったなと思うようなことはありますか?

これまでは「自分」にベクトルが向いていることが多かったと思います。例えば「売上をあげている自分でいたい」「昇進、昇格している自分でいたい」等の想いが強かったです。今現在、この気持ちが全くないというわけではありませんが、子どもが生まれてからは「誰かのために」という想いの方が勝っていると思います。
「子どもも保育園で頑張っているから、私も頑張らないと」とか「子どものために、かっこいいお母さんでいたい」とかそういった想いは強くなりました。また、視野が広くなった感覚もあります。少し前の私は「これはこういうもの」とかなり断定的に考える思考が強かったですが今は、「そういう考え方もあるのか」と周りの意見や価値観を得て、自分なりの創意工夫ができていると思います。

 

そういった考え方の変化があったんですね!ご自身のことたくさん聞くことが出来たので、所属されているチームや環境について伺えますか?

皆さんとにかく声掛けが優しくて、ありがたいです。現在は子どももある程度大きくなりましたが、やはり保育園の通い立ては子どもも私も慣れてないことが多く、体調を崩すことも多々ありましたし、その際は「正直やっていけないかも…。これ以上は迷惑かけられない」とネガティブになることもありました。
そんな中、どうしても終わり切らない仕事が発生した際は、心よく「これやっておきますよ」と声をかけてくれることが本当に多くて。
そんな私に皆さんとにかくサポートの手を差し伸べてくれて「この人たちのためにも頑張らないといけない」と心に決めた瞬間がありました。
今の話はチームメンバーとの関わりについてですが、他にも、私の上司が3児のパパということもあり、子どもの行事や奥さんの都合に合わせて臨機応変に仕事に取り組んでいる例が近くにあったのは大きかったと思います。そういった理解のある環境だったので、不自由なく仕事ができおり、ありがたい環境ですね!

協力体制のあるチームはとても働きやすいですね!
それでは、井上さんご自身の今後の目標について教えてください。

働く女性社員のロールモデルの1人になりたいという目標があります。当社で働く女性社員も年々増えてきました。所属社員の平均年齢が29歳なので、タイミング的にもそういったライフステージの変化が多くなる時期でもあるかなと思います。後輩たちに「お母さんだからやりたいことは我慢しないといけない」などと思ってほしくないなと。むしろ「お母さんだからできる、お母さんでもできる」という姿を私が体現していくことによって、ロールモデルの実現に1歩近づいていくと考えています!

 

ありがとうございます!最後にスポーツフィールドを受ける人へメッセージをください!

ライフステージが変わると身体や心、個人だけでなく個人を取り巻く環境も大きく変わっていくと思います。そんな変化を温かく受け入れてくれる会社だなと思います。皆さん凄く人想いで、家族の行事などはお休みを取られて参加されている姿もよく見ますし、それを上司が背中で見せてくれると私も、マイナスな気持ちを感じずに子どものために時間を使うことが出来ます。今後そういったステージの変化が訪れたときでも、長い目で見て在籍できる場所だと思います。是非、ご応募お待ちしています!